2012年04〜06月期アニメ感想

一期遅れのアニメ感想。 作品少なめ、感想長め。たぶんこの期の感想はこの一記事で終わり。 例によってタイトルクリックで公式へ。 坂道のアポロン 何度も何度も喧嘩するんだけど仲直りのきっかけはいつもジャズ。言葉の代わりに二人で演奏。というあたりが…

続・主人公論

この記事の役割話を継いで(http://d.hatena.ne.jp/Narukami/20120830#p1)。 『ゆるゆり』の主人公は誰なのか。 『咲-saki- 阿知賀編』の主人公は誰だったのか。 『じょしらく』の主人公が公式では手寅と言ってるらしいがどういうことなのか。 『めだかボッ…

『AKB49〜恋愛禁止条例〜』感想

タイトルクリックでペディアへAKB49〜恋愛禁止条例〜 概要の方はペディアを見てもらうとして、基本的にはマガジンにありがちな(?)作話と作画を分けたウェルメイドな作品。安心して読める。反面無難な出来の佳作とも思うが、感想を二三点。 現実のAKBとの…

2012年01〜03月期アニメ感想 3

下書きのまま放置されてる記事の整理をしようと思った。というわけで今さら。妖狐×僕SS 全部見れてないけど無責任に書く。 作品の半分くらいを占めているシリアスに乗り切れなくて辛い。 まず「親から拒絶されてる設定」に説得力がない。よくある鼻から下の…

『蝦蟇倉市事件 1・2』感想

『不可能犯罪が年間平均15件起きる』という架空の街を舞台にした2冊分のアンソロジー。 久しぶりにくだらない本を読んだ(二巻のこと)。二巻は辛かったなー。 できるだけ避けたけどネタバレあり。 - 【1】 - 『弓投げの崖を見てはいけない』道尾秀介 初道尾…

物語分析とかについて思うこと 2

前回(http://d.hatena.ne.jp/Narukami/20120830#p1) 引き続き、脚本術・物語論などに対しての感想である。 この間に新しく『キネ旬総研エンタメ叢書 「おもしろい」アニメと「つまらない」アニメの見分け方』という前回挙げた本のアニメ版を読んだ。 前回…

森博嗣『φは壊れたね』考察

ごく一部分についてだけ。!!!ネタバレあり!!! 謎は密室。トリックは、「死体が発見されたと思われた時、実際には被害者は生きていた」というもの。被害者の死亡推定時刻を誤認させるよくあるパターン。本作の場合、密室を破り中に入った発見者が発見時…

物語分析とかについて思うこと 1

『「おもしろい」映画と「つまらない」映画の見分け方』という本を読んで色々思うところがあったので記しておく。本書は、「起承転結」「序破急」などすべての面白い物語に必要だと言われている要素をさらに細かく分類・説明した脚本術とか物語論的な内容に…

ニコ生の設定が保存されない

ブラウザの履歴にはCookieの他に「Flash Cookie」なるものがある。これが「FlashPlayer 10.3」からブラウザから削除されるようになった。 たとえばIEでブラウザでCookieを削除すると自動的にFlashCookieも削除される。 で、そうするとニコ生の音量やフルスク…

モバマス攻略考察感想殴り書き005

感想をダダ漏らす。 大量アカウント撲滅に打って出た運営。どうやって把握してるのかはわからないけど、今回の「カムバックキャンペーン」は大量アカ作ってる人をあぶり出すための罠にしか見えない。調子乗ってメール送ってると「あ、このアカとこのアカ、繋…

モバマス攻略考察感想殴り書き004

【LIVEバトルの発揮値について】 前回(http://d.hatena.ne.jp/Narukami/20120423#p1)のあらすじ: キャラの強さは能力値/コストで比較できるけど、同コストでも発揮値に差が出ることがあるから、コストによっては低い方を編成した方が強い場合がある。つま…

モバマス攻略考察感想殴り書き003

モバマスしかやったことねーけどソーシャルゲーってお金と時間がゲーム内のアドバンテージに直結してる分、個々の状況によって色々な攻略の仕方がある。戦略に幅がある。そこが面白いところだ。 あると有利に攻略できる最も基本的なものを三つ挙げると金・人…

2012年01〜03月期アニメ感想 2

多すぎて感想書けない……。 BLEACH ちょい見てみた。作画、労力カットのためにか原作のイメージ守るためにか、口の中が白一色で塗り潰されてる。 最初は歯の色かと思ったけど歯が見える以上に口開けてる時も白一色。漫画だと違和感ないけど色付くと違和感ある…

2012年01〜03月期アニメ感想 1

タイトルクリックで公式へ飛びます。感想作品は順不同。 日常(NHK版) 全部見てないけど、見てみたらTV放送のまんまというわけじゃなかった。 まず2クール分が全12話にまとめられているし、OPは1クール目と2クール目のものが交互に流れるし、ネタがシャッフ…

一台のモトラド(注・二輪車。空を飛ばないものだけを指す)に乗って『ネットのない国』まで旅に出てた。

色々と思うところはあったが、それはそれとして雑文更新。 ブックオフは大型書店みたいな本検索機を置くべき。できれば全店検索が可能ならいいけど、店内検索でもいい。店に一つあればそれだけで売り上げが伸びるのは間違いないだろう。場所までは教えてくれ…

谷川流『涼宮ハルヒの分裂』+『涼宮ハルヒの驚愕』

!!ネタバレあり!! 相変わらず宇宙人未来人超能力者たちのいうことはさっぱり意味がわからないからどれほど重大で深刻な事態なのかもわからない。したがって読者視点で起きている危機や問題は長門が伏せったりハルヒが囚われて殺されそうになったりという…

2011年10〜12月期アニメ感想 3

Fate/Zero すっげぇ言いにくいことなんだけど実はFateをやったことがない非国民で、でもこれは知らなくても見れるって聞いたんで見てみたんだよね。Fate面白い面白いと聞いてたからどんな話なのかと思ったら現実世界の過去の偉人召喚するって作品だったんで…

2011年10〜12月期アニメ感想 2

境界線上のホライゾン 学生が大きな権限を持っていて、少数精鋭(に見える)で国盗りやって……ときたら当然連想する作品はアリスソフトの『大番長』。インキュバスとかスライムとか、端役のキャラほど一発芸的なキャラ立てしてくるところもアリスソフト的(ア…

2011年10〜12月期アニメ感想 1

年も明け、一月経ってから今更のアニメ感想。 今期は万人一致でNo1になりそうな目玉(まどマギみたいの)こそなかったものの、ものすごく豊作だった印象。こっちの精神状態が良かったのかもしれないけど、こんなにたくさんのタイトルを見たのも久しぶりかも…

モバマス攻略考察感想殴り書き002

そうか。前々回の自分の言葉で気付いたが、一言でいうとソーシャルゲーって砂時計をひっくり返すゲームなんだな。プレイヤーは砂時計をひっくり返すだけ。砂が落ちてない時間がもったいないからまたひっくり返さなきゃと思う。砂が落ちる時間がもどかしいな…

2012年吐き始め

年の終わり頃から年明けにかけて妙にやる気が出る。夏休み前の「さっさと宿題終わらせて計画的に充実した一月を過ごそう」の心境だ。なんかこう一年のまとめとか抱負とか語りがちで、むやみやたらと目標や計画を立てたくなる。人というのは俺に限らず義務が…

モバマス攻略考察感想殴り書き001

課金は負け組みたいなイメージが未だ根強いようだし、俺も今までそう思ってたけど、必ずしもそうとも限らない。金を使わない人は時間を使っているからだ。費用対効果や自分の懐具合はもちろん考えねばならないが、下手に時間を使うよりは潔く課金し、その分…

初めての!やばい!モバマス

「携帯ソーシャルゲー? 面白そうだけど俺には関係ないね」とか思ってたのだけど、とあることから事情が一変し、関係なくなくなったので今街で噂の『アイドルマスター シンデレラガールズ』を始めてみた。ソーシャルゲーム自体初めて。どんなもんなんだろ。 …

ジャンプ雑記

『トリコ』 この作品、ころころ髪型が変わっている。類型的になりがちな二次元のキャラにおいて髪型はキャラのアイデンティティを司る重要なファクターだが、リアリティに乗っ取り変化をつけてくる作品はけっこう好きである。代表的なところは『ドラゴンボー…

乙一『箱庭図書館』感想

乙一が別名義で活動していたことを最近知って驚いた。まったく知らなかったから小説の仕事をはしていないと思っていた。 それはそうと本作はネット上でも公開されていた乙一名義の作品である。読者から送られていたボツ原稿を乙一が修正して新たな作品として…

択 〜キャラクターはラジオボタンで作られる〜

『ゆるゆり』における綾乃の「罰金バッキンガム」で一人だけ笑い堪えてる結衣の構図ってどっかで見た気がするなぁと思ったら、『苺ましまろ』の美羽と千佳だった。あの作品も美羽のギャグが一人だけツボにハマって笑い堪えてる千佳という図がある。わりと他…

『攻殻機動隊』の作画

攻殻機動隊の作画比較画像などを作ろうかとしたがすぐさま飽き、そのまま放置されていた画像があったのでまとめておく。 中村悟さんという人が作画監督をしている回の画像しかないが、その人の絵が好きだったということを言いたかっただけなので問題ない。 …

今年……もとい、去年面白かったものなど

二年前の記事見返してたら『君に届け』を主観でS級とか言ってた。やっぱ読んでた当時だと評価上がる傾向あるかな。10巻まででストップしてるけど(君に届いちゃった以降見てない)、今はA級下位かB級上位くらいかなと思ってる(幽白評価)。てかあれからもう…

2011年吐き納め

2011年ももう終わりなので大掃除と同様の精神で溜まっていたものを吐き出しておく。 先日キャラの好感度について書いたが、前期に著しく好感度の低いキャラがいたのを思い出した。『日常』の御大こと麻衣だ。あの嫌われようはなかなかのものだった。そう言っ…

石黒正数『外天楼』

読んだ。 作品の評価はできるだけ正確にというか誠実でありたいので、べた褒めというのに抵抗があるのだけど、いざこうして書こうとしてみるとなかなかすごい作品だったなというのが一番に出てくるかも。読み返すだにそれが増してくる。 以下ネタバレ含む 最…