料理でみるアニメ 〜色と料理はアニメの華、あるいは今期の料理作画コレクション〜

 物語が一段落した折り返し地点あたりに水着回があったり、子ども向け作品にも風呂・シャワー等のサービスシーンがあったり(プリキュア以外)と、アニメ界では商業的なフックとすべくかなり意図的にお色気シーンが挿入されているのはすでに常識だが、もう一つ様々なアニメに共通して(おそらく)意図的に多く挿入されていると思われるのが食卓映像である。かなりのアニメでほぼ毎回と言っていいほど見るのは「色」ほどではなくとも「食」自体が人の関心を引くからだろうか。あるいは、作画の見せどころなのかもしれないし、アニメーターの修行の一つであるのかもしれない。どういう事情かはわからないが、とにかく多い*1。いや、キャベツの作画も増えたらしいが今回その話は別だ。
 「料理の作画が良いから円盤買おう」なんて言う人はいないだろうけれど、そういうシーンが出るたび「おっ」と注視してしまう俺みたいな食い意地の張った人間もいるので今後も気合いを入れて描いてもらいたい。


 というわけで、俺の料理フォルダが火を噴くぜっ!!(ブラウザサイズ大きくして二列表示推奨)





第01話 「Knight」
「煮物、サラダ、温野菜などを取り揃え、栄養バランスの改善を図ります!」なんか妙に写真っぽい出来の野菜弁当。「シロ」こと「伊佐那社」が作っていた乞食弁当も見たかった。

第01話 「Knight」
スケボー使い「八田美咲」が食べていたラーメン。海苔の質感がこれまた写真っぽいんだけど、どうやって描いてんだこれ。



第02話 「Kitten」
「夜刀神狗朗」作の徹夜明け朝食。料理上手の二枚目というと『スパイラル 〜推理の絆〜』の鳴海歩が思い出される。

第04話 「Knock-on effect」
よくある静止画スクロールかと思いきや、遠近法だか魚眼レンズだかの効果が付けられており、スクロールするにつれ奥の弁当が小さくなっていく。そのため画像を繋げることができなかった。



第04話 「Knock-on effect」
小さな映像ながら、しっかりと描きこまれている菊理の野菜だらけ弁当。やっぱこれ写真だよね?

第06話 「Karma」
行きつけ(?)のヤマダ食堂で注文した焼魚定食。学生たちに人気のお店らしい。夜は居酒屋として営業しているようだ。





第02話 「神様、ねらわれる」
「巴衛」作の朝食。ちゃんと盆に載せられているところがそれっぽい。この後なんども登場する巴衛の料理だが、たぶん配膳の位置も合ってるのだろう。それにしても豪華な朝食だ。

第02話 「神様、ねらわれる」
巴衛が奈々生の学校に乗り込んで用意した昼食。どこの料亭の料理だ。絶対に学校で食べるものではないし、むしろ罰ゲームに近い。



第03話 「神様、縁をむすぶ」
沼姫皇女に出した料理。天ぷらいいなー。相手が魚系の神様なんで魚料理は避けるという配慮があったのだろうか。

第04話 「神様、拐かされる」
これが朝食なのだから大変なことである。なお瑞希に略取された翌日の朝食には器に入った蛙を出された。



第05話 「神様、家をうしなう」
鬼切・虎徹が届けてくれた昼食。奈々生が食べなかった朝食のメニューは「吉野葛あんかけ朝粥に、巴衛特製胡麻豆腐……」まで聞けたが、羽を取っていた鴨は何だったのだろう。夕食用か? 同じ回に出てくる奈々生の笹餅は作画に華がなく、味的にも普通とのことだったのでカットした。

第06話 「神様、風邪をひく」
湯気効果もあって大変うまそうではあるが、これ病人にはきつい。ていうかこの作品、これだけ料理作画あって巴衛の食事シーンは一切ないんだよね。奈々生と同じもん食ってない気もすんだけど普段何食ってんだろ。



第06話 「神様、風邪をひく」
瑞希の鍋。神使は全員料理スキル持ってんのか? チラリと端に見えるスッポンは鬼切・虎徹が「取ってきた」とか言ってんだけど、こいつら何? 自給自足なの? 鴨とかスッポンとかどこで取ってくるんだ。

第08話 「神様、海へいく」
「今日も食欲ないの? お弁当ぜんぜん食べてないじゃん」お……お弁当? つーか舟盛とかシュールなのもいい加減にしてほしいですよね。こんだけあってお茶の一つもないし、いや、その前に米か?





第01話 「戦車道、始めます!」
みほのサバ煮定食。ちなみに沙織は納豆とサイドメニューらしき豆腐のみの低カロリーご飯。華は回鍋肉(?)とラーメン、ご飯大盛りの高カロリー中華。翌日はみほが海鮮丼、沙織が納豆ときんぴらごぼう(?)、華はチーズとソースたっぷりの巨大ハンバーグ。というわけでみほ以外の二人の食事はカロリーが高低ハッキリ分かれている。食でキャラ付け、これ基本。

第01話 「戦車道、始めます!」
帰りにみんなで食べたさつまいもアイス。茨城はさつまいもの生産量日本一を誇っている。この店は74種類ものアイスを取り揃えているようだが、まさか全部さつまいもアイスってことは……。



第02話 「戦車、乗ります!」
なんと、本作の料理担当は沙織だった! これこれ、こういうのが見たかったんよ! こいつなかなかやりおるで! 食卓の議題は「肉じゃがで男は落ちるのか」。家庭料理はその人が普段食べてる味と違いすぎると逆効果になることもあるから気を付けろ! そして、盛られたご飯の量で判る華の位置。

第02話 「戦車、乗ります!」
通学路途中のパン屋。ストーリー上まったく必要ないのに食い物の画をいれるのは好感が持てる。



第05話 「強豪・シャーマン軍団です!」
ミリタリー趣味で彩られた戦車喫茶の商品。店員を呼ぶコードレスチャイムは戦車型で、音は九○式の主砲音になっている。注文したのはケーキセットで、チョコレートケーキ×2、イチゴタルト、レモンパイ、ニューヨークチーズケーキ。商品は「ドラゴンワゴン」こと「M25戦車運搬車」に載せられてくる。リアルなメイド・ギャル喫茶の料理はアレらしいけど、これなら金取っていい。

第07話 「次はアンツィオです!」
「うちの母が戦車だって言い張るんですよ〜」と。何か違うのか? 戦車じゃないのか? ボディは海苔だとして、キャタピラの転輪は何なんだろう。輪切りのソーセージ? あとご飯に比しておかずが少ない気がするんだけど……平気か?



第08話 「プラウダ戦です!」
「Пирожное ≪Картошка≫(ピロージュナヤ カルトーシュカ)とПеченье(ピチェーニエ)。芋ケーキとクッキー(byとしあき)」とのこと。「カルトーシュカ」は「じゃがいも」。そしてロシアンティーがジャムを舐めながら飲むのは、紅茶の中にジャムを入れると紅茶の温度が下がってしまい体を温められないからという説がある模様。

第08話 「プラウダ戦です!」
会長の絶品あんこう鍋。まず最初にあん肝をよく炒めるといいらしい。そこに味噌を入れて……。俺はレシピをよく聞きたかったのだけど西住さんは「鍋の作り方はいい」とか言う。この展開は褒められたものではなかったよね。ガルパン一番の瑕疵かもしれない。



第09話 「絶体絶命です!」
世界三大スープ「ボルシチ」。寒い中みんなで焚火を囲んでコサックダンス踊ったりボルシチ飲んで温まったりしながら談笑。いいなぁ。かたや大洗はスープも無くなり、乾パンのみであんこう踊りですよ。あれはあれで楽しそうだったけど。

第10話 「クラスメイトです!」
とんかつレストラン Cook Fun」。ここは実在するお店だそうだ。カメさん(生徒会)チームが景気づけに食べた。この日の夕食は全員がカツを食べる。



第10話 「クラスメイトです!」
あんこうチームの食事。この日の夕食では一番豪華だろう。一人だけカツ二枚・ご飯大盛り+梅干しの人がいるが、まぁたくさん食べる女の子ってのも悪くないよね、うん。

第10話 「クラスメイトです!」
カツサンド。定規で引いたような綺麗さが気になる。アヒルさん(バレー部)チームの食事。



第10話 「クラスメイトです!」
カツ!(カバさん(歴女)チーム)

第10話 「クラスメイトです!」
カツ!(レオポンさん(自動車部)チーム)



第10話 「クラスメイトです!」
カツ!(アリクイさん(ネット戦車ゲーム)チーム)

第10話 「クラスメイトです!」
カツ!(カモさん(風紀委員)チーム)



第10話 「クラスメイトです!」
勝つ!!(ウサギさん(一年生チーム)チーム)





第01話 「邂逅の…邪王真眼」
六花が富樫家でご馳走になったナポリタン。これにサラダが付く。

第03話 「異端なる…双尾娘(ツインテール)」
聖調理人(プリーステス)こと六花の姉「十花」が作ったお弁当。魔獣の卵が詰まった赤い果実が入っている。その果汁のご飯部分への侵食を許してしまうが闇の炎の使い手(ダークフレイムマスター)の力を借りることで事無きを得た。この他にスープらしきものが水筒?に入っている。



Lite 第03話 「わたしのお兄ちゃん」
家族が集う憩いの一時、夕餉の時間。しかしダークフレイムマスターは精神鍛錬の修行である6時間の瞑想に入るため食事を摂ることができなかった。が、この後瞑想に失敗していることもあり、あとでしっかり食べたものと思われる。ちなみに、Lite 第04話「肉じゃが作るよ!」では肉じゃがは作られていない。

第07話 「追憶の…楽園喪失(パラダイス・ロスト)」
これまた職業・料理人、「小鳥遊十花」作の夕食。サラダにはチーズが入っているが、お残しは許されない。それにしても十花には「プロの料理人がお玉を武器に使うなよ」と言いたい気がしなくもない。「テニスラケットお玉は人を殴る道具じゃないんだ!」



第10話 「聖母の…弁当箱(パンドラズ・ボックス)」
ファミレス「NoNoS」にて十花が注文したデザート。ベリー系のソースがかけられているこれはレアチーズケーキだろうか。姉曰く、「味が落ちている」とのこと。

第10話 「聖母の…弁当箱(パンドラズ・ボックス)」
ママが六花のために作ってくれたお弁当。ずっしりと重い現実が詰まっている。例の赤い果実は入ってないが、六花の好き嫌いを把握した上で……か?





第02話 「成しうる者」
勤務二日目の朝食、チャイニーズ200kcal。機械的で味気ない健康管理が強調されているのか、パック詰めの食事はあまり美味しそうではない。この後、昼に友人たちとスイーツを食べ、夜も外で食べているわけだが、その時のカロリーもどこかで記録されているのだろうか。

第02話 「成しうる者」
一仕事終えたあと、食堂らしき場所での夕食。これは旨そう。服が汚れそうだが、ホログラムだから問題ない? 同席した縢秀星の食事は大きなハンバーガー。コーヒーにミルクを二つ入れていたのは甘党という性格付けか。



第03話 「飼育の作法」
工場施設内の食堂。食べ物は美味しそうだが現場ではいじめが恒常化しているため美味しく食べられる環境ではなさそうだ。「モノを食べる時はね 誰にも邪魔されず自由で なんというか救われてなきゃあダメなんだ 独りで静かで豊かで……」。ストレスなら美味しいものを食べて発散した方が健全だと思うがどうか。

第06話 「狂王子の帰還」
縢くんの料理その1。コイツにこんな特技があったとは……。この世界ではこうした料理すら珍しいらしく、つまみ食いした朱も「うお! 美味しい!」と驚いていた。……のだけど「これが本物の料理ってもんさぁ」とは一体どういうことだろうか? この社会の食事は見た目普通でも化学調味料ばかりのまずい食事になっているということか?



第06話 「狂王子の帰還」
縢くんの料理その2。ここではどうやら本物の酒も飲まないらしい。この社会では「意思はなくとも終わり良ければすべて良し」の精神のみならず「臭いものに蓋」の性質も持ち合わせているようだ(女学校などもその象徴)。料理も酒もダメとかつまんねー世界だなとは思うが、禁止されてないにもかかわらず酒のつまみがドンタコスだった俺の人生も似たようなもんだった。俺も本物のタコス食いたいじぇ!

第06話 「狂王子の帰還」
弥生の食事。"標本事件"の会話中にも気にせず食べる。しかし、お湯を入れた後のカップ麺を目の前に話を振っておいて「食事中すみません」と言われてももうどうしようもないだろ。食うしかないじゃん。






第05話 「9月17日〜19日 ナズナゴハン
料理エピソードでのなずなのお料理。ヒロさんの助力により失敗したご飯を雑炊として復活させたが、雑炊に味噌汁や唐揚げは辛いのでそれほどリカバリできていない。そしてさすがのアングルである。ひだまりはこの完全俯瞰アングルにより料理があんま美味しそうに見えない。あんまテンションが上がらないのでカット多めでいく。

第07話 「10月6日〜8日 ひみつのデート」
有沢さんとのデートで食べた「石窯で焼いた自家製あつあつアップルパイ」をお土産にお持ち帰り。なお有沢さんはグラタンを、ゆのはハンバーグを食べていた。ハンバーグにライス付いてなかったけど。



第10話 「12月15日 ひだまり応援団」
ネコ。たとえ豪華じゃなくても朝食らしい朝食の画ってすごい魅力的なんだよな。あと流行りのキャラ弁はハムや薄焼き卵で作った輪郭に海苔などで線引いただけのお絵かきになっていて芸術性低いと思うんだけど、その手の「ハムと海苔を使った工作」よりはこういう具材そのものの形を活かしたやつの方が面白い。もちろんこれはネコに見えないし、文字で主張してるのがいただけないが。

第10話 「12月15日 ひだまり応援団」
みんなで作った餃子。仕上げに水溶き片栗粉で羽根つきにしてある。宮子のだけ形がいびつだが(画面右下)、『鉄鍋のジャン!』の「逆手にぎり餃子(陸麗花ver)」に似ているし、こういうのもアリなんだろう。



第11話 「12月21日〜24日 うろおぼえうた」
どうなってんのかよくわからんけど立派なクリスマスverのお好み焼き。餅入り食べたい。

第11話 「12月21日〜24日 うろおぼえうた」
ケーキは切る前に包丁をお湯であっためないと包丁に生クリームが付いて綺麗に切れないし、まっすぐ切るのも意外と難しいので練習が必要(豆)。しかしこれは斜めになりすぎだった。



第11話 「12月21日〜24日 うろおぼえうた」
チョコバナナくじ。文化祭でも食ってたけどあっちはバナナ全体がチョコでコーティングされてたものだった。チョコバナナもいいけどどうせならクレープの方が食べたい。

第12話 「12月31日〜1月1日 ゆく年くる年
これ、見たとき腹減ってたのか、料理作画にいまいち萌えない本作で唯一「美味そう!」って思ったんだよね。思わず食べた。あったかい蕎麦ってこの時期くらいしか食べないよな。夏はざるそばだし。外で食べるとよけいにおいしそうだ。作中ではこの後に善哉も食べた。よきかなよきかな。





第02話 「隠し味は硝煙の香り」
マスターの入学祝いに料理を作った神姫たち。ケーキの上に乗ってるけど消毒したから大丈夫。つーか砂糖菓子のアレみたいになってるな。


第02話 「隠し味は硝煙の香り」
オムライス。神姫たちにとって料理は非常に危険というのは言われてみればそうなんだけど言われるまで気付かなくてそうだよなーって納得。電子レンジまで運ぶのにピラミッド作る奴隷みたいなマネしてたのはさすがに重労働すぎてかわいそうだった。


第02話 「隠し味は硝煙の香り」
刺身とレーネ。苺やら魚やらを五右衛門斬りしてたのはさほど重労働に見えないので「ちょうどいい!」って感じだったけどヒナが手伝わなかったら危なかった。

第02話 「隠し味は硝煙の香り」
たこやき。この後ヒナの剣を爪楊枝にして食べるマスター。「それ、乙」(『へうげもの』風に)。



第05話 「渚の水着アーマー」
イカ。ちょっと白いところや、種の周りの赤くなっているところも表現されている。

第09話 「レーネの地下帝国ウォーズ」
おむすびころりん。この後このおにぎりがマスターに食べられることはなかった……。しかしおにぎりなのにふりかけってどういうことだろうね。牛乳も温くなってると思うし……。そもそも「ちょっと弁当持ってきて」って軽く言ってるお願いが重労働すぎて笑っちゃったんだけど。いややっぱ笑えない。危険が多すぎる。





第01話 「おにあい
「猿渡銀兵衛春臣」作の夕食。秋人のために張り切って作ったとのこと。本作の料理担当キャラとして活躍が期待される。逆に言うと「家事とか掃除とかがまったくできない女なのヨー」とか言ってる他の奴らには期待できない。

第02話 「みだらね」
同じく銀兵衛が調理実習で作ったクッキー。秋人好みの甘さで作られている。



第03話 「ぶらなし」
どうやら寮の台所を占拠している銀兵衛が秋人ら全員の弁当もまかなっているらしい。「お前が作った弁当じゃねぇだろ」と指摘する秋人に、「漬物は私の糠床で漬けたんです」と反論する秋子。これはその後、間に割って入ってきたアナが秋人に胸を3秒間触らせたため犠牲になった問題の弁当である。だが、そこに漬物の姿はなかった……。

第04話 「はだかだ」
ほうれんそうのおひたしと煮物(筑前煮?)を作成中。サブタイトルに反し、料理中は割烹着を装備している。



第04話 「はだかだ」
秋人が銀兵衛のためだけに買ってきたそうとうなレベルのモンブラン。彼女は「モンブラン」と名の付くものなら何でも愛する博愛主義者らしいので、もしもそんな名前のAV女優がいたならば鑑賞しても許してくれるに違いない。

第05話 「せいかん」
同じ煮物を前回も見たが、「また筑前煮かよ……」などと言ってはいけない。一人暮らしをし、自分で料理をしてみればこの夕食のありがたさも解ることだろう。でもたまには和食以外も食べたくなるよな……。



第06話 「まよちき」
編集の神野さんが持ってきてくれたケーキ。都合よく人数分ある(秋子の分がない)。制作スタッフ以外で誰がどのケーキを食べたか全部言えるという気持ちの悪い人間はこの世に俺一人だけで十分だろう。

第06話 「まよちき」
イチゴのどアップ。この辺の作画は素晴らしい。「現に私は、貴女を一目見た途端に欲情しちまったからねぇ……」という嵐をフォークで、食われそうな神野さんを苺で暗喩している……のか?



第06話 「まよちき」
ぐしゃあぁっ。お前、モンブランを愛してるんじゃなかったのかよ……。

第07話 「ちっぱい
ピクニックにて食べたお弁当。だし巻き卵焼きはありさが作り、唐揚げと煮物も鷹ノ宮家秘伝のレシピで作られている。……というかまた煮物だと? 作中的にもメタ(作画)的にも手ぇ抜いてんじゃないだろうな。うまそうだけど。



第07話 「ちっぱい
それに弁当に卵焼き・ミニトマトというのも定番すぎて飽きてきたな。料理アニメでもないのに『高杉さん家のおべんとう』みたいな弁当をさりげに描いて、マニアックなこだわりを見せてくれるとグッときそうなんだけど……。こうも同じ絵ばかりだと張り合いがないじゃないか。ちなみに作中に登場した本妹ならぬ日本米「あきここまち」はコラボ企画として実際に商品化された模様。

第09話 「にーにー」
風邪ひいた秋人のためにありさが作ってくれた神仙粥。「香港あたりでよく食べられてる」とのこと。セーフ! 香港だからセーーフ!! 「鶏ガラのスープにネギと生姜の薬味がよく合っていて美味しい」らしいが、かけているのはその薬味? この他、「卵酒」「梅干し入り生姜湯」「きんかんの砂糖煮」「にんにくのはちみつ煮」「乾燥させたごぼう」「カミツレの花の煎じ汁」「菊の花の煎じ汁」「みかんの黒焼き」「梅干しの黒焼き」「琵琶の葉の黒焼き」「赤とんぼの黒焼き」「ミミズの黒焼き」「煮込みうどん」「ホワイトシチュー」「寄せ鍋」「ステーキ」「焼きプリン」「ショートケーキ」「モンブラン」「おでこ貼り用梅干し」「お酒を染み込ませた湿布」「お尻に挿れるための焼いたネギ」「にんにくの湿布」なんてものまで用意されていたので看病勝負で負けた理由は推して知るべし。



第12話 「あいだね」
もぉ〜〜また鮭かよー。朝昼夜全部に鮭入ってんじゃねーか。飽きたわー。たまには洋食が食べたいわー。これは意外と銀兵衛ルートないなー。






 いかがだっただろうか。たったワンクールだけでもこんな具合である(カットしたのもあるし)。料理作画というものがお色気シーンに劣らないほど多く挿入されていることを実感してもらいたくてやってみたら本当に思ってたより多くて、「二度とやらねー!」と思ったくらいだ。
 本当は他のタイトルのもやりたかったけどすでに「今期」じゃなくなっててタイトル詐欺になってるし本当の今期すら終わりかねないのでこの辺でギブ。楽しくはあったんだけどなー。
 あらためて意識してみると『となりの怪物くん』(今回入れてないけど)では炒飯作ってた時のフライパンが中華鍋型だったり、『ひだまりスケッチ×ハニカム』では調味料の分量が表示されてたり、『武装神姫』ではちっちゃい娘たちが四苦八苦して人間サイズの料理作ってたりしていて料理シーン(過程)自体も面白いものがあったな。
 料理の他にも、色んな作品の風景画とか集めるのも面白いかもしれない。あとやっぱキャベツ作画比較か(どっかでやってそうだけど)。お色気シーン集はニコニコにあるはずなのでそっちに行け。

*1:もろに料理がテーマの回だったり、もともとそれがテーマの作品だったり(『ベン・トー』『シャイニング・ハーツ 〜幸せのパン〜』)することもあるけど。