マイナー漫画作品

 ネット上にあるフリーで読める漫画。
 そんなに読む方じゃないし知りもしないけど、メモ&控えめにオススメ的な意味で。

週アスCOMIC『我々は猫である』ゆきひろゆき


http://weekly.ascii.jp/comic/nekoneko/index.html
 pixivで猫の4コマ書いてた人が週刊アスキーのWeb版? 『週アスPlus』で連載を持ったやつ。
 猫と人間が会話できる作品で、こんなんだったら幸せだよねーって思えるような作品。
 でもやっぱ本作の場合、猫と会話できるってことより、ちょっとおバカな猫がかわいいってのが一番の魅力か。

『ねえちゃんはたかしのことが好きだ好きだ大好きだ!!』まぬけ屋(佐藤なり)


 姉弟もののラブコメ? 姉萌え漫画。
 若干絵柄の古さがあるものの、俺はこういう白黒ハッキリしてベタ思い切り入れちゃうような絵柄は嫌いじゃなく、妙に好きな絵柄。
 話は『きらら』系の、癒し&日常系みたいな。ややアブノーマルな設定だが、一線は超えない安心感がある。
 内容というか、ノリの方もちょい古臭い感じはするけど、この点においてもきらら系同様って感じだろうか。きららって結構そういう、古臭い作品もある印象なんだよな。それがわりと人気ってことはやっぱり未だにこういうちょっと古いノリの話も一定の需要があるんだろう。あ、きららきらら言ってるけど本作は同人です。
 面白さのわりには閲覧数少ないと思うんで是非知ってもらいたい。
 とか思ってたら『お姉ちゃんが来た』とかいうすげー似た作品がアニメ化しとる……。いや、この手の作品で設定が被るのはもう仕方ないよな。

鼻毛漫画まとめ

 http://1st.geocities.jp/mojamojaojisanhakasetarou/kako/index.html
 わりと色んなとこで紹介されてる気もするけど、カウンターもないし、実際どれくらいの人に読まれているのか分からない。
 たしか他所でも薦められていたと思うが、『告白』『巻き戻し』あたりを読んで好きになったな。
 『カナとアガンの夢の旅』は続き描いて欲しいくらいで、一番感銘は受けたかも。『ほんの小さな大冒険』は完成度高い(完結してるし)。
 雑だし、フラッシュのお絵かきサイトで描いたような絵なんだけど、下手とは思わないし、ちゃんと描いたら上手そうな絵。落書きみたいな絵で最初は戸惑うが、べつに絵柄自体が尖ってるわけではなく一般性は高いと思う。
 よく知らないんだけど、この辺りの投稿先である「新都社」とかってのは全部こんなフラッシュ上のツールで描いたような感じなのかな。
 「絵が雑でも完成度が低くても頭の中にあるものを早く出してしまいたい」って気持ちが伝わってくるようで、「この辺の人達は本物の漫画描きで本当に漫画を描くのが好きなんだなぁ」とか思って、そういう意味でも感銘を受けた。

ワンパンマン』作:ONE 画:村田雄介

 http://tonarinoyj.jp/manga/onepanman/
 説明不要、紹介も不要かと思ったけど、こういう形でまとめとくと後々(俺が)便利そうなので書いておく。全然マイナーじゃないね。
 原作のONE先生が描いてる奴はもっと先の話まで読めるんだけど、俺は村田先生の絵で読みたいのでここで読んでる。でも予定通り更新されないんだよな。
 もともと見開きが多いのだが、見開きを1コマ分として「連続で」使うという大胆なことをやっていて、「コマ」というものを消している。これがアニメみたいで面白く、この手法が使われた15話目はけっこう気に入っていたのだが、漫画を見るとカットされていてがっかりした。ページが多くなりすぎるため止む無くカットされたのだろうけど、お金を出して買うコミックス版の方がしょぼいというのはどういうことだ。今後もずっとWeb版は残しておいてくれるんだろうか。
 そして最近ついにgifアニメ的なことまでやってしまったのでもはや完全にコミックという媒体では表現できなくなってしまった。コミックはコミックで楽しめる部分あるんで良いんですけどね。
 あと、ONE先生はすごく絵が下手というか、こだわってない感じなんだけど、それでもこれだけの量を描いて自分のサイトなんかに発表してるっていうモチベーションとかにはやっぱ感銘受けるとこがあって……やっぱこういう人達ってすごいよなぁって思う。実際には、コメントが欲しいとか、人気者になりたい的な欲求は皆無ではないのかもだけど、この何も求めていないかのようなモチベはどこから来るんだろう。俺だったら描いただけだともったいないからってどっかの賞に応募しちゃう。



 いまやプロの作品すらタダで見れたりする時代だし、ネット漫画も面白いものは探せばたくさんあるんだろう。
 あまりそっちにばかり目を奪われるのも良くないと思うので自ら精力的に探す気はないけど、運良く自分のアンテナに引っかかるような作品に出会えたら幸せですね。