『けいおん!!』はグダってた
↑のつづきみたいなもの。
伊集院光とかホンジャマカ石塚あたりのデブタレの「カレーは飲み物」発言は面白かった*1。世界がひっくり返ったようなというともちろん言い過ぎだが、価値観逆転のカタルシスがあった。
しかしこれはデブネタである。デブにとってカレーはおかずにはならないから他にさらなるおかずがいる。あるいは一食のうちに入らないという主張である。デブが言うから笑えるのである。
したがってデブキャラでも大食いキャラでもない若槻千夏のブログタイトル『マーボー豆腐は飲み物です』はつまらない。「カレーは飲み物」という面白発言をパクったに過ぎない。パクってもいいけど、そこに真実味も哲学も感じられないから面白くはない。
この種のネタは他にもある。「酒はガソリン」「煙草を吸うのは呼吸すること」みたいなものだ。
『けいおん!!』の『ごはんはおかず』もその種のネタであると思う。ただ唯に大食いのバックボーンはないので単に人と違うことを言って笑いや注目を集めようとする人みたいになっていて、寒い。
しかしもちろんこのつまらなさは計算されたものだ。「つまらない」のは「ぐだぐだ」の必須要素。
三年目の学園祭ライブにおけるグダグダ感演出のためにはこの曲が必要だったのである。「ごはんがおかずってなんだよー」。
いやーあれはグダってたなー。でもわざとだから許せる。許したところで面白いか否かはまた別問題だけどな!
あれこそが真のグダグダというものだ。