ヤバイ。ジャンプヤバイ。


と言ってもヤバイコピペするわけではないのであしからず。
で、ジャンプの何がヤバイかというと、連載枠の話だ。
以前からヤバイと言う指摘はされていたが(http://ejison.exblog.jp/5457690)、最近もっとヤバイ状況になっていることに気付かされたので、今一度、先のサイトに倣い状況を確認してみたいと思う。


これだ……。
現時点での最新号、且つ休載のない11年02号の目次。
現在の連載数は18作品だが、終わった『PSYREN』の穴を埋める連載が始まるだろうから枠は19あるのかな。休載中の『ハンター』は打ち切りと新連載の繋ぎに挿入される形での掲載だろうから数えないことにする(きっと『ハンター』が復活する度、新規連載予定作品の連載開始が10週分遅れているのだろう)。
しかし↑の記事を読む限り、07年05月当時は21作品連載してたらしいんだけど……減ってるよな? 何故だ。


さて、保護されているであろう作品は赤枠内の12作品。例によって主にアニメ化されている・される予定のある作品群。
例外は『こち亀』『めだかボックス』『いぬまるだしっ』の三作だが、『こち亀』は言わずもがな。『いぬまるだしっ』は9ページという特殊ページ枠故そう簡単に打ち切られない状況にあると言えるだろう。『めだかボックス』は根拠レスだけど保護されてると見てる。
しかしここ最近の『ぬらりひょん』『バクマン。』アニメ化、『べるぜバブ』『スケット』『銀魂』『トリコ』アニメ化決定でがらりと状況一変したなー。何なんだこの続々アニメ化情報の波は。多分アニメ化する作品に飢えてるアニメ屋サイドの事情なのだろうけど、それにしても凄いな。
あと『REBORN!』はいつの間にかアニメ終わってたんだね。まだやってんのかと思ってた。


本題に入るけど、19作品中12作品が保護されてる状況ってかなりヤバイよなぁ。
しかも残り7作品中『REBORN!』はアニメ化済作品で人気も売り上げも高く、保護されてないにしても安定だろう作品。実質6作品で打ち切りレースだよ。6作品中人気のない2作が10週ごとに切られます。
「アニメ化が増えてるのは雑誌が好調な証じゃん。良いことじゃん」てな意見もありそうだけど、「新人の出る余地が少ない&経験を積ませにくい」「かなりの良作まで切られる恐れがある」「様子見されない」……ってのはやっぱヤバイよね。
この状況、ジャンプ編集部は何考えてるんだろう。どういう方針で、どういう雑誌にしたいんだろうなー。
俺としては、『賢い犬リリエンタール』『保健室の死神』のような、高いレベルで描いても人気の出にくい小粒系が良作にもかかわらず打ち切られていくのを何とかしてほしいんだよね。
愚直にアンケ票に従って杓子定規に判決下すんじゃなく、『いぬまるだしっ』に対してそうしているように作品ジャンルごとに態度変えるべきなんじゃないかな。
『保健室』なんかの王道でもギャグでもない小粒系作品――だけど雑誌をバラエティに富むものにし、雑誌に彩りを添えるであろう作品に対しては緩くする。代わりにバトル・王道系はそうとうレベル高くないと切る、とか。
どうせバトル・王道系は『ワンピース』『NARUTO』『BLEACH』レベルで売れる作品を求めてんだろうに、ちょっと人気あるからって『べるぜバブ』とか半端なもの保護してちゃあ駄目だろう。
……みたいな話してると『べるぜバブ』ディスに移行しそうなんでこの辺で終わる。