アニメ雑記
会長はメイド様
きっつ。前半15分すらちゃんと見れなかった。「格好良い男の子とこういう恋愛がしたいよぉ」という単純欲望系ダメ少女漫画の匂い。
「くっ、生徒会長の鮎沢美咲か！」とか、
「あいつは……碓氷拓海！」とか、ありえないフルネーム呼びが連発された時点でもう無理だと思った。
登場人物の名前を紹介するために他キャラに必然性なくフルネーム呼ばせんなよ。そんなにフルネームを覚えてもらうことが大事なんですか？
名前呼びは愛情や憎しみなど強い感情を抱いていて初めてなされる行為。現実なら呼んだ時点で「お前アイツのこと好きだろ」となるようなことなのになんでこの程度の関係で呼ばせる。不自然すぎるだろ。そんなにフルネームを覚えてもらうことが大事なんですか？
個性の欠片もない不良が女子に掃除押し付けてるとかもキャラ好感度下げてるのは勿論だけど、予定調和ぽくてきつい。
Angel Beats!
Keyの麻枝准の原作ということで騒がれてたみたい。
Key作品、やったことありません。クラナドアフター途中から見たくらい。そんな、よく知らない有名人の作品ということで少し期待してた。
が、凄くダメダメじゃないか。
いや、説明過剰なわりに肝心なとこは説明されてなくて納得度低かったから、「実は死後の世界ではない」「実はSSSメンバーもNPC」などのどんでん返し的なものを仕込んでいる。そのため納得できなかったのではないかとの推測は立つのだけど、後半の展開が良くても期待できねーんじゃねぇの、と思わせてくれた一話だったんだよな。ストーリーは最後まで見ないと判らないけど、演出は一話だけ悪くてラストだけバツグンに良いとかあんまないだろう。
- なんでそれで納得しちゃうの？ と、主人公くんと感情がリンクしない。生きるか死ぬかの二択を迫られたとは言え、なんであれで握手しようって気になんの？ もっと混乱して取り乱してもいいだろう。視聴者が解ってしまった事柄に対してバカみたいに混乱するのは「理解力足りなさすぎだろ。必要以上にバカに設定してんじゃねぇよ」となるけど、今回の場合視聴者的にも訳が解らないんだから、主人公君も解っちゃダメじゃん。なんで一方の言い分のみで行動を決断してしまうんだ。NPCの話や天使の話も聞いてくれ。生前詐欺にあいまくってましたとかの設定が必要なレベル。
- 「実際暮らしてればわかる」「自分で確認しなさい」で説明済ませてるあたり、麻枝准という人は、設定を説明するのが嫌いな人なのだろうか。うーん。
- このヒロインちゃんは新人を相手にするのは初めてじゃないんだろうから、マニュアル的なものでも作っておいて簡潔に説明してあげれば良いのにね。
- 扇風機で食券巻き上げられるとか意味がわからない。なんで食券持ってんのかも。必要もないのに手に食券握り締めてんのか？ まぁ、そういう"法則"があるみたいなことなんだろうけど。
- 何でわざわざ食券を巻き上げないといけないのかワカラン。っていう意見を多く見たけど、それは反抗的態度を取り続けていないと消されるから＝食券を買うと消えるから、だよな多分。
いちばんうしろの大魔王
ラブコメ。
さて問題の、『清掃委員を希望したらこの学校での清掃委員は普通とは違う意味の忌まわしい役職で、「そんなものを希望するなんてやっぱりコイツは最低な奴！」って言われたよ』なんだけど……。
ハ？ マジで「は？」ってなる。
入っていけねぇぜ……。何で大事な第一話の導入がこんな適当なんだよ。勘違いしようがないだろ。
普通とは意味の異なる言葉を外部の人間が使えば、自分達の使っている意味で使ってないことくらい解るだろうし、解らなければおかしいのに、誤解させてドタバタやりたいからってそりゃないわ。気持ち悪い。
ぬるま湯目指して創られた作品だと思うから多少の不自然さには目を瞑りたいけど、これはちょっと酷いよな。なんでもかんでも「ギャグですから」で済まそうとする気満々じゃねぇか。お前らパンツ見せとけば良いとか思ってないだろうな。
ハートキャッチプリキュア
・横顔の時、眼球の部分が立体的に描かれてた。
・「君には解らないかもしれないけど、仕事なんだ。仕事だから仕方ないんだ！」。仕事だったら何をしても許される理論ktkr。今回のケースに対する正しいカウンターを選びなさい。
- 「お前の仕事なんか知るか。なんで私がおめーの仕事の犠牲になんなきゃいけねーの？ お前の仕事ならお前一人でやれ。仕事だから協力してが通るんなら世界中の協力を仰げるな！ おめでとう！」
- 「仕事だったら何でも許されると思ってんのか。地上げ屋殺し屋転売屋に闇医者、あんな仕事やこんな仕事も仕事なら全て全ておしなべて全肯定ですか？ じゃあアンタも金次第で何でもしてくれるんですか？ あ〜ん？」
- 「仕事仕事って、仕事と私とどっちが大事なの！？」
- お嬢様と呼ばれた女の子、思い切ったデザインだ。両目の下に一つずつほくろって。
- 能力に秒単位での厳しい制約があるっぽいのは良い。能力自体は強力だけど、これだけ厳しい制約があり一般人相手でも状況によっては殺されかねないというバランスは○かも。
- 一話放送時点で時期の番宣。アニメノチカラパネェ。
- 瞬間移動能力者さん曰く「必要があったから使ったのみ……それだけのことだ」。お前はプフか。ハンターが盛り上がってる今その口癖いっちゃダメだろ。
けいおん！！
クオリティ高いな。言うことない。特にOPの気合の入りっぷりが凄すぎ。
「あと一個で一ダースなんだよ」「そうなんだ。じゃあ私、生徒会行くね」のスルーっぷりに笑う。
迷い猫オーバーラン
つまんないであろう雰囲気を感じ取りながらもそれを確認するために見るという、不毛と言えば不毛な30分。
明らかに詰め込み過ぎて展開が目まぐるしく、視点も変わりすぎ、カットバックも相俟って内容のわりに理解が困難な第一話だった。典型的『必要な情報を消化するだけ』の内容。
作中で『狼少年が明らかな嘘を言ったら実は本当だった』というお約束展開を裏切ろうとしたあたりも、お約束を裏切ろうとする心意気は評価したいけど、結果的には空回っていて好感度を下げる結果になっていてがっかり。この手の作品は安心して見せることが第一なんだし、端役と言えど好感度には最大の注意を払うべきなのに、ヒロインちゃんの過去を描くためとは言えなんだかなぁだ。テンプレ台詞を吐き捨て去っていくトラックのおっちゃんとかね。お前らたまには相手を心配したらどうだ*1。
開始直後からして「ただ明るいだけの萌えアニメじゃありませんよ」と演出されているけど、そんなにシリアスになる気もしないし、おためごかしの半端なシリアスならない方が良い気がするけど、さてどうなんだろう。
- 一応フォロっとくと、原作とは結構違うらしい。
- ヒロインちゃんは、それツンデレじゃなくてただの天邪鬼……。つかもう周囲にモロバレのツンデレってどうよみたいな。見てて辛い、うざい、痛々しい。
- 主人公くんがメタを発揮して直接視聴者に語りかけるようなモノローグや、そのモノローグに割り込んでくるお嬢様とかにも文句言いたくなる。
- フルネーム呼びが出ましたが、これはこの変人お嬢様のキャラ付けとしてのフルネーム呼びなので大丈夫。
*1:無関係者は用済みになった時点で即刻退場させたい、そんなの描いてる時間がないなどの事情は解るけど、それが結果に繋がるんじゃんと思うし、そんな大人の事情は知らん
