『鉄鍋のジャン!』再読中


やっぱ面白い。面白いぜ……!

  • 大谷日堂は偉大だ。神の舌を持つ実力者の彼がジャンらに打ちのめされる様はとてもカタルシスがある……と、お堅く書けばこんな感じだろうが、要は彼が好きだということだ。彼が出てくると萌えるんです。なんだろうこの安心感。ライバルに見せかけた引き立て役の負けキャラだから?
    • 第125話『子豚の逆襲』*1にて、つまみ食いをしようとしたところ、セレーヌ楊(17歳)に冷酷な目で睨まれ、青褪めた顔で慄くシーンが好きです(楊も17歳には見えねー迫力だけど)。
  • 湯水スグルは出過ぎだ。もういい。ジャンとの勝負は長く感じた。彼の浅薄な天才描写はちょっと受け付けない。(今のところの)僕定義で言うと、天才は優れているから悩みや葛藤がない人ではなく、優れているぶん高い次元で悩み葛藤する人だ。スグルはちょいと能天気過ぎやしませんか。そんな稚拙な人格で天才だなんてお母さん認めませんよ! ま、彼は厳密には天才じゃねーんだろうけど。
    • あ、何が気に入らんか少し解った。自分で"天才"とか言うからダメなんだお前は。
  • 他人の料理をプライド無くパクる小此木……最高だ。
  • ジャンが作った血のデザートが食べたい。熱い餃子が食べたい。飲めるラー油チャーハンが食べたい。ダチョウ料理が食べたい。うおおおおおおおおぉぉぉおおお!!
  • それにしても本作の登場人物達は何故誰も彼もがことごとく、他者を過小評価しますか。

*1:大谷日堂の策略でTV番組に出演させられたジャンらが逆に大谷に恥をかかせようと予想不可能な料理を作る話