『テニスの王子様』再マイブーム 〜見えない物を見ようとする誤解 全て誤解だ〜


テニスの王子様』という作品がありましたが(ってか今も『新・テニスの王子様』と銘打たれた続編があるが)、この作品について皆様はどのような見方をしているでしょうか。
ちょっと検索すると「ふざけんなよ」みたいなマイナス意見が多いんだよね。無我りだした頃からの感想が多いみたいだけど、「こんなのテニスじゃない」的意見が目に付く。今でも言っている人はいそうだ。
そうした人達は「いや、あれはギャグ漫画だから」とか言ってるんだけど、勿論本気で言っている訳ではなく、期待を裏切られた怒りや憤りからそうした嫌味や嘲笑めいたことを言っている。
一部本気でそう思っている人達もいるだろうけど、勿論ギャグ漫画ではない*1
では、スポーツ漫画かと言われれば僕はそれもちょっと違うと思っていて、パクリや類似点があったとしても『スラムダンク』と比較して「これはダメだ」と言うのは違うと思うんだよな。
じゃあ何漫画なのかというと、"スポーツ漫画"では勿論あるのだけど、同時に"能力漫画"だと思う訳ですよ。


かつてメジャーと言える作品の中で能力漫画と言えば、『ジョジョの奇妙な冒険』や『HUNTER×HUNTER』などのバトルものしかなかった訳ですが、それをテニスというスポーツに落とし込んだのが本作であり、そうした意味でエポックメイキングな作品だと思うんです。
だから本作がなければ、『イナズマイレブン』『咲-saki-*2』『黒子のバスケ*3』という作品は出てなかったかもしれないし、出てたとしてももっと叩かれてた筈だ。
「こんなのサッカーじゃない」「麻雀じゃない」「バスケじゃない」とか言われてたんじゃあなかろうか。


という訳で僕は本作を肯定的に見ている訳だけど、こないだ一部を再読した所為かテニスのことを考える時間が増えた。
まだ消化できてなかったらしく、新しい発見などをする。
そして誰に話す予定もないのに、テニスのどこが凄いのかを理屈立てて解りやすく説明するシミュレーションなどをする。
あまつさえ、アップするつもりもないのに勢いで約3,000文字もの記事らしき文章を書き殴っていた。
何をやっているんだ……。

*1:いや、笑うけども

*2:異様な確率で嶺上開花を上がる。存在感を消す。"存在隠し"を封殺できるデータ麻雀。東場の運が異常に良い。南場の運が異常に良い。脅威のビギナーズ・ラックで高い役を上がる

*3:存在感を消す。肉体を見ただけでその人の身体能力が解る。相手の身体能力をコピーできる。どこから打っても百発百中でシュートが入る。俯瞰してコート上の全てを見渡せる