悲しい音楽が鳴ればそれだけで泣いてしまうような奴だったのかお前は
小説等を読む際、頭の中がミクロ寄りになっていることに気付いて軽くショック。その物語に近付いてしか見れない――近視状態とも言える。
要は、その場で起こっていることは理解できるが、物語全体の把握能力に乏しい。要点を掴みきれてない。
なので、内容が少し難しかったり、解り辛かったりすると、「で、結局どういうことだったの?」となりがちである気がする*1。
また、この視点には、"騙されやすい"という側面もあるだろう*2。
ミクロ視点だとその場その場の雰囲気や演出、文脈なんかで感動しちゃったりするんだ。悲しい音楽が流れれば涙を流し、楽しい音楽が流れれば笑顔になる。
逆に"マクロ視点"を持っていれば、その場の雰囲気や演出に流されるということがなくなる。「お前さっき、今の主張に反する行為をしてたじゃねぇかよ」
勿論メリット・デメリットはそれぞれにあるだろうが、マクロ読みの方を高度に感じてしまう今日この頃だ。
思えば、僕がこれまでに感心していた書評・感想などは通じて大局観のあるものであったかもしれない。ふふん、なるほどね。
まぁそこんところは、ミクロ・マクロ共に視力を充実させた方が良いに決まってるので矯正していくよう心掛けるとして、
気になったのはこれが"未熟故にやってしまう読み方なのかどうか"だ。
未熟であるが故にこうしたミクロ寄りの読み方になってしまうのか、それとも人によってミクロ優先・マクロ優先があるのか。
おそらくは前者であろうな。作品を読み解く目というものが養われると共にマクロ視点で見れるようになる。
いやしかし……タイプで分かれているという線も捨て切れない。
"キャラクタに感情移入しにくいタイプ"には、"マクロタイプ"が多そうだ。
……結局どっちだよという話だが、
「それほど他人の批評やら感想やらを読んでいない今の僕には理解できない」という結論に達した。ホローン。
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きょっ、今日のところはこのくらいにしておいてやるよっ!